“飄忽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひょうこつ50.0%
へうこつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時ならぬ風は飄忽ひょうこつとして起り、且つ止まり、人の胆を冷すそうでございますが、一体にこの胆吹のお山は気象の変化のはげしい山だそうでございまして、ことに怖るべきは
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
あしたに平氏あり、ゆふべに源氏あり、飄忽へうこつとして去り、飄忽としてきたる、一潮いつてう山をんで一世紀没し、一潮退き尽きて他世紀来る、歴史の載するところ一潮毎に葉数を減じ
富嶽の詩神を思ふ (新字旧仮名) / 北村透谷(著)