“一幀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いつたう60.0%
いっとう20.0%
いつてう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし「遙知郡斎夜ハルカニシルグンサイノヨ 凍雪封松竹トウセツシヨウチクヲフウズ 時有山僧来トキニサンソウノキタルアリ 懸燈独自宿トウヲカケテドクジシユクス」は宛然たる一幀いつたうの南画である。又「蔵並ぶ裏は燕のかよひ道」もおのづから浮世絵の一枚らしい。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
主人はすぐに快諾かいだくしました。そうしてその庁堂の素壁そへきへ、一幀いっとう画幅がふくけさせました。
秋山図 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
画家が故意に求めずして一幀いつてうの上に核心となる印象と縁暈えんくんとなる印象とが出来て居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)