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一挺
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いつちよう
ふりがな文庫
“
一挺
(
いつちよう
)” の例文
をぢは
一挺
(
いつちよう
)
の
斧
(
おの
)
を腰にしたり。れいによりてのしのしとあゆみながら、
茨
(
いばら
)
など
生
(
お
)
ひしげりて、
衣
(
きぬ
)
の
袖
(
そで
)
をさへぎるにあへば、すかすかと切つて払ひて、うつくしき人を通し参らす。
竜潭譚
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
その
半腹
(
はんぷく
)
にかかりある
厳角
(
いわかど
)
の
苔
(
こけ
)
のなめらかなるに、
一挺
(
いつちよう
)
はだか
蝋
(
ろう
)
に
灯
(
ひ
)
ともしたる
灯影
(
ほかげ
)
すずしく、
筧
(
かけい
)
の水むくむくと
湧
(
わ
)
きて
玉
(
たま
)
ちるあたりに
盥
(
たらい
)
を据ゑて、うつくしく
髪
(
かみ
)
結
(
ゆ
)
うたる
女
(
ひと
)
の、身に一糸もかけで
竜潭譚
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
挺
漢検準1級
部首:⼿
10画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥