トップ
>
一町
>
いつちやう
ふりがな文庫
“
一町
(
いつちやう
)” の例文
それだのに、
私
(
わたし
)
の
家
(
いへ
)
までは
聞
(
きこ
)
えない。——でんこでんこの
遊
(
あそ
)
びではないが、
一町
(
いつちやう
)
ほど
遠
(
とほ
)
い
遠
(
とほ
)
うい——
角邸
(
かどやしき
)
から
響
(
ひゞ
)
かないのは
無論
(
むろん
)
である。
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
鍋町
(
なべちやう
)
は
裏
(
うら
)
の
方
(
はう
)
で
御座
(
ござ
)
いますかと
見返
(
みかへ
)
れば
否
(
いな
)
鍋町
(
なべちやう
)
ではなし、
本銀町
(
ほんしろかねちやう
)
なりといふ、
然
(
さ
)
らばとばかり
馳
(
は
)
せ
出
(
いだ
)
す
又
(
また
)
一町
(
いつちやう
)
、
曲
(
まが
)
りませうかと
問
(
と
)
へば
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
※クトリヤ・ホテルは
一町
(
いつちやう
)
とない
処
(
ところ
)
と云ふので、赤帽に鞄を持たせて、その跡を私等二入は歩いて行つた。わたしは目が
覚
(
さ
)
めた。見えない暗い中も見
透
(
とほ
)
せる程頭がはつきりとして来た。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
……
手
(
て
)
のまだ
離
(
はな
)
れない
中
(
うち
)
に、さしわたし
一町
(
いつちやう
)
とは
離
(
はな
)
れない
中六番町
(
なかろくばんちやう
)
から
黒煙
(
くろけむり
)
を
揚
(
あ
)
げたのがはじまりである。——
同時
(
どうじ
)
に、
警鐘
(
けいしよう
)
を
亂打
(
らんだ
)
した。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
一町
(
いつちやう
)
ばかり、
麹町
(
かうぢまち
)
の
電車通
(
でんしやどほ
)
りの
方
(
はう
)
へ
寄
(
よ
)
つた
立派
(
りつぱ
)
な
角邸
(
かどやしき
)
を
横町
(
よこちやう
)
へ
曲
(
まが
)
ると、
其處
(
そこ
)
の
大溝
(
おほどぶ
)
では、くわツ、くわツ、ころ/\ころ/\と
唄
(
うた
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
あと、ものの
一町
(
いつちやう
)
ばかりは、
眞白
(
まつしろ
)
な
一條
(
いちでう
)
の
路
(
みち
)
が
開
(
ひら
)
けました。——
雪
(
ゆき
)
の
渦
(
うづ
)
が
十
(
と
)
ヲばかりぐる/\と
續
(
つゞ
)
いて
行
(
ゆ
)
く。……
雪霊続記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“一町”で始まる語句
一町場
一町内
一町歩
一町歩以上