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一町
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いっちょう
ふりがな文庫
“
一町
(
いっちょう
)” の例文
転んで手をつくと、はや薬の
匂
(
におい
)
がして
膚
(
はだえ
)
を襲つた。此の
一町
(
いっちょう
)
がかりは、
軒
(
のき
)
も柱も土も石も、残らず一種の
香
(
か
)
に
染
(
し
)
んで居る。
処方秘箋
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
が、ものの
一町
(
いっちょう
)
も行く間、彼はそうして葉巻を吸っているばかりだった。湯河が馬鹿にされたような気持でイライラして来たことは云うまでもない。
途上
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
太郎は、
一町
(
いっちょう
)
を隔てて、この大路を北へ、
立本寺
(
りゅうほんじ
)
の
築土
(
ついじ
)
の下を、話しながら通りかかる、二人の
男女
(
なんにょ
)
の姿を見た。
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“一町”で始まる語句
一町場
一町内
一町歩
一町歩以上