“夕日”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうひ60.3%
ゆふひ38.1%
にしび1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつも朝日がさすたんびに、その木のかげ淡路あわじの島までとどき、夕日ゆうひが当たると、河内かわち高安山たかやすやまよりももっと上まで影がさしました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
平常つね部屋へやりかゝる文机ふづくゑ湖月抄こげつせうこてふのまき果敢はかなくめてまたおもひそふ一睡いつすゐゆめ夕日ゆふひかたぶくまどすだれかぜにあほれるおとさびし。
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
畑の様子はよくわからないが、右寄りの方には、お寺の屋根の頂が見えています。それが夕日にしびをうけて金色に輝いています。黄昏たそがれをつげるアンゼラスの鐘が夕靄に溶けこんで流れてくるのです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)