“ゆうひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夕陽57.5%
夕日35.8%
斜陽2.8%
雄飛1.9%
熊斐0.9%
落陽0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
イエスと十二弟子たちと、語り終わって目を挙ぐればヘルモンの頂はひときわおごそかに夕陽ゆうひに映え、神の栄光をもって輝いていました。
東都の西郊目黒めぐろ夕日ゆうひおかというがあり、大久保おおくぼ西向天神にしむきてんじんというがある。ともに夕日の美しきを見るがために人の知る所となった。
もう八つさがりで、たにの向側の山脈は冷たい斜陽ゆうひを帯びて錦繍の地を織っていた。薬研の内側のようになって両方に聳えた山々は、屏風を立てたように碧い空を支えていた。
人面瘡物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「矢張り、その、何です、将来実業界に雄飛ゆうひしたいと思いまして」
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
浪華に客居す。長崎神代甚左衛門(即ち熊斐ゆうひである。)の門人なり。始めて畿内に南蘋流なんびんりうの弘まりたるは此の人に始まれり。余従つて花鳥を学び、池野秋平(即ち大雅である。)に従つて山水を学ぶ。
僻見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
雲は、落陽ゆうひで、上を真赤に、下を、どす黒く、不気味に、染めていた。桜島は、すっかり暮れたらしく、暗い色をしていた。
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)