“落陽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おちび50.0%
ゆうひ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
独りでしゃべって、独りでうなずきながら、旅の琵琶法師は、落陽おちびのさしている風の中を、大原道おはらみちのほうへとぼとぼと歩み去った。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雲は、落陽ゆうひで、上を真赤に、下を、どす黒く、不気味に、染めていた。桜島は、すっかり暮れたらしく、暗い色をしていた。
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)