“せきよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夕陽94.4%
石羊5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さればこの中途半端の市街に対しては、風雨ふうう雪月せつげつ夕陽せきよう等の助けをるにあらずんば到底芸術的感興を催す事ができない。
寛延二年から十五年を経た明和めいわ元年のことであったが、摂州萩の茶屋の松林に正月三日の夕陽せきようが薄黄色く射していた。
赤格子九郎右衛門の娘 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それは一叢ひとむれの松林で、わたしは去年遊びに来て知っていたが、今も壊れた石馬せきば河端かわばたにのめって、一つの石羊せきようが草の中にうずくまっていた。
村芝居 (新字新仮名) / 魯迅(著)