“歩行事”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あるくこと66.7%
あゆむこと33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
買に出けれ共元來越後浪人二百石取の新藤市之丞なればくづはござい/\とよぶ事能はず何所までも無言にて緩々ゆる/\かご背負せおひ歩行事あるくことゆゑくづは少しも買得ず只侍士を見ては我身の上を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
然かし体躯からだ以前まえよりも遙かに健康よくなられた。直訴の時分には車が無ければ歩行事あるくこと出来なかつた人が、今では腕車くるまを全廃されたと云ふ。顔の皺も近頃は美しく延びて、若々となられた。
大野人 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
わづらひ漸く全快はなしたれども足腰あしこしよわ歩行事あゆむことかなはず日々身代に苦勞なすと雖種々しゆ/″\物入ものいりかさみ五年程に地面も賣拂うりはらひ是非なく身上を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
とめる處は是より少々せう/\ゆけば馬喰町と云處に旅籠屋はたごや多くあれば夫へ到りてとまり給へと挨拶あいさつなすに彼の僧は如何にもくるなる聲にて我は腹痛はらいた歩行事あゆむことかなはず願はくは板縁いたえんにても一夜を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)