“卵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たまご87.0%
5.6%
3.7%
たまど1.9%
らん1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、子家鴨達あひるたちは、いままでたまごからんでいたときよりも、あたりがぐっとひろびろしているのをおどろいていました。すると母親ははおや
と、屠蘇を燗酒に改め、自らも、先づ箸を鮒の腹部につけ、黄玉こうぎょくの如く、蒸し粟の如きを抉り出しぬ。客は、杯を右手めてに持ちながら、身を屈めて皿中を見つめ、少し驚きしといふ風にて
元日の釣 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)
茨田(まむだ)の堤(又は媛島)に、雁がを産んだ事件があつて、建内宿禰が謡うた(記・紀)と言ふ「汝がみ子や、ツヒらむと、雁は子産コムらし」を、本岐(ほぎ)歌の片哥として居る。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
わたしはさっそくふたをあけると、ちちとバターとたまどと、おまけにりんごが三つ、中にはいっていた。
「あのらんは、どこかにお仕舞いでしょうか」
(新字新仮名) / 海野十三(著)