“卵巣”の読み方と例文
読み方割合
らんそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また或るものは卵巣らんそうの中を刺し透し、或るものはまた、精虫せいちゅうの頭をかすめてゆく。こう言っている間も、私たちの全身はおびただしい宇宙線でもってプスリプスリと縫われているのだ。
(新字新仮名) / 海野十三(著)
客「なるほどね、家へ帰ったら略式で遣ってみよう。牡蠣は実に滋養になって美味いがしかし時によると中毒する事があるというね」主人「五月の牡蠣は産卵期だから卵巣らんそうへ毒質を ...
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
もっとも海胆は腸でありません。海栗かぜという貝の卵巣らんそうですけれども刺撃性が強いと見えます。何でも食物を料理する時は中へ入れる品物の性質を知っていてその配合を定めなければなりません。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)