“卵塔場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
らんとうば66.7%
らんたふば27.8%
らんたうば5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と手を引合つて、もつれるやうに、ばら/″\寺の門へ駈けながら、卵塔場らんとうばを、ともしびの夜の影に揃つて、かあいゝ顔で振返つて
夜釣 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
引合ひきあつて、もつれるやうにばら/\とてらもんけながら、卵塔場らんたふばを、ともしびよるかげそろつて、かはいゝかほ振返ふりかへつて
夜釣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
如是我聞によぜがもん仏説阿弥陀経ぶつせつあみだけう、声は松風にくわして心のちりも吹払はるべき御寺様おんてらさま庫裏くりより生魚なまうをあぶるけぶなびきて、卵塔場らんたうば嬰子やや襁褓むつきほしたるなど、お宗旨によりてかまひなき事なれども
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)