“御寺様”のいろいろな読み方と例文
旧字:御寺樣
読み方割合
おてらさん50.0%
おんてらさま50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
和尚さんも最早もう五十一ですよ。五十一にも成つて、其様そんな気で居るかと思ふと、実に情ないぢや有ませんか。成程なるほど——今日こんにち飯山あたりの御寺様おてらさんで、女狂ひをないやうなものは有やしません。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
如是我聞によぜがもん仏説阿弥陀経ぶつせつあみだけう、声は松風にくわして心のちりも吹払はるべき御寺様おんてらさま庫裏くりより生魚なまうをあぶるけぶなびきて、卵塔場らんたうば嬰子やや襁褓むつきほしたるなど、お宗旨によりてかまひなき事なれども
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)