“たまご”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:タマゴ
語句割合
卵38.8%
鶏卵29.8%
玉子8.3%
卵子8.3%
鷄卵6.6%
弾込3.3%
雞卵1.7%
卵白0.8%
弾丸籠0.8%
蛋0.8%
魂乞0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恁(か)くてぞありける。あゝ、日(ひ)は何時(いつ)ぞ、天(てん)より星(ほし)一(ひと)つ、はたと落(お)ちて、卵(たまご)の如(ごと)き石(いし)となり、其(そ)の水上(みなかみ)の方(かた)よりしてカラカラと流(なが)れ來(く)る。
妙齢 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
西瓜は奈良漬(ならづけ)にした鶏卵(たまご)くらいの大きさのものを味うばかりである。奈良漬にすると瓜特有の青くさい匂がなくなるからである。
西瓜 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
昌平橋(しょうへいばし)の袂(たもと)へ高札のように貼って押し立てて、聖堂に通う学者の玉子(たまご)に読ませて、江戸一円の笑い草にしたことさえありました。
昭和九年九月十三日頃南洋パラオの南東海上に颱風(たいふう)の卵子(たまご)らしいものが現われた。それが大体北西の針路を取ってざっと一昼夜に百里程度の速度で進んでいた。
颱風雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
カスタード(牛乳(ぎうにう)と鷄卵(たまご)とに砂糖(さたう)を入(い)れて製(せい)したるもの)、鳳梨(パイナツプル)、七面鳥(めんてう)の燒肉(やきにく)、トッフィー(砂糖(さたう)と牛酪(バター)で製(せい)して固(かた)く燔(や)いた菓子(くわし))、それに牛酪(バター)つきの𤍠(あつ)い炕麺麭(やきぱん)
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
「八之丞、清三郎。いちいち弾込(たまご)めしていては手鈍(てのろ)い。鉄砲を取り代え取り代え、弾のあるかぎり撃て」
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おもひまうけずして竜燈をみる事よとて人々しづまりをりしに、酉の刻とおもふ頃、いづくともなくきたりあつまりしに、大なるは手鞠(てまり)の如く、小なるは雞卵(たまご)の如し。
身体(からだ)が瓢箪(ひょうたん)型になって、触角がズット長くて……おまけにトテモ綺麗ですよ。卵白(たまご)色と、黒天鵞絨(びろうど)色のダンダラになって……ホラ……ネ……
髪切虫 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ホーキンズ、君と私とは射撃にはあまり役にたたんから、そばに立ってて弾丸籠(たまご)めをして手伝いをするとしよう。
受精せざる蛋(たまご)の如(ごと)く
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
その山に葬られた貴い、お方の亡(な)き骸(がら)が、塚のなかで、突然深いねむりから村びとたちの魂乞(たまご)いによって呼びさまされるあたりなどは、非常に凄かったね。
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)