“たまごめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
弾装20.0%
弾込20.0%
玉込20.0%
装填20.0%
装弾20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
というよりはやく、弾装たまごめしたる猟銃を、おののきながら差向けつ。
琵琶伝 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
小雨こさめの色、孤家ひとつやうちも、媼の姿も、さては炉の中の火さへ淡く、すべ枯野かれのに描かれた、幻の如きあいだに、ポネヒル連発銃の銃身のみ、青くきらめくまで磨ける鏡かと壁をて、弾込たまごめしたのがづツしり手応てごたえ
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
と燗鍋で酒をあたため、燗の出来るも待てないから、茶碗でぐいぐいと五六杯引っかけて、年は五十九でございますが、中々きかないじゞい、欄間に掛った鉄砲をおろして玉込たまごめをしましたから。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
いいえ、一向に存じません。「うぬ、言ッちまえ。「ちっとも存じません。「ようし、白状しなけりゃこうするぞ。と懐中より装弾たまごめしたる短銃ピストルを取いだし、「打殺ぶちころすが可いか。 ...
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)