“弾込”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たまご80.0%
たまごめ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前の一側が撃って、弾込たまごめするため、後列の一側が入れ代る間に、はや此方の岸へすがりついた敵は、直ちに、銃隊のふところへ跳びこんで来る危険があった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「八之丞、清三郎。いちいち弾込たまごめしていては手鈍てのろい。鉄砲を取り代え取り代え、弾のあるかぎり撃て」
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小雨こさめの色、孤家ひとつやうちも、媼の姿も、さては炉の中の火さへ淡く、すべ枯野かれのに描かれた、幻の如きあいだに、ポネヒル連発銃の銃身のみ、青くきらめくまで磨ける鏡かと壁をて、弾込たまごめしたのがづツしり手応てごたえ
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)