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鷄卵
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たまご
ふりがな文庫
“
鷄卵
(
たまご
)” の例文
新字:
鶏卵
大名は滅多に
他所
(
よそ
)
で
煑炊
(
にた
)
きした物を食べません。茶店から貰つたのは、熱い湯と、生みたての
鷄卵
(
たまご
)
だけ。
銭形平次捕物控:066 玉の輿の呪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
カスタード(
牛乳
(
ぎうにう
)
と
鷄卵
(
たまご
)
とに
砂糖
(
さたう
)
を
入
(
い
)
れて
製
(
せい
)
したるもの)、
鳳梨
(
パイナツプル
)
、七
面鳥
(
めんてう
)
の
燒肉
(
やきにく
)
、トッフィー(
砂糖
(
さたう
)
と
牛酪
(
バター
)
で
製
(
せい
)
して
固
(
かた
)
く
燔
(
や
)
いた
菓子
(
くわし
)
)、それに
牛酪
(
バター
)
つきの
𤍠
(
あつ
)
い
炕麺麭
(
やきぱん
)
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
また
其
(
そ
)
の
手
(
て
)
で、
硝子杯
(
コツプ
)
の
白雪
(
しらゆき
)
に、
鷄卵
(
たまご
)
の
蛋黄
(
きみ
)
を
溶
(
と
)
かしたのを、
甘露
(
かんろ
)
を
灌
(
そゝ
)
ぐやうに
飮
(
の
)
まされました。
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
と頼めば
頓
(
やが
)
て持ち
來
(
きた
)
る膳部の外に
摺芋
(
すりいも
)
に
鷄卵
(
たまご
)
を掛けたるを
下物
(
さかな
)
として酒を持ち來り是は
明日
(
あす
)
峠を
目出度
(
めでたく
)
越え玉はんことを
祝
(
ことほ
)
ぎたてまつるなり味なしとて許されて志しばかりを
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
フライにしたハムは勿論のこと、少なくとも、
鷄卵
(
たまご
)
を一つ持つて來なくちやなりませんわね。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
▼ もっと見る
頼み置かれよ
又
(
また
)
燒酎
(
せうちう
)
鷄卵
(
たまご
)
白木綿等
(
しろもめんとう
)
の用意を頼むなり其入用は某しが出すべしとて後藤は路金を
胴卷
(
どうまき
)
の
儘
(
まゝ
)
亭主に預けおき
悉皆
(
こと/″\
)
く用意を申し付て
強刀
(
がうたう
)
を
帶
(
たい
)
し鐵の
延棒
(
のべぼう
)
を
引提
(
ひつさげ
)
熊谷堤を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
その
眼
(
まなこ
)
でなうて、そんな
鬪爭
(
けんくわ
)
を
買
(
か
)
ふ
眼
(
まなこ
)
が
何處
(
どこ
)
にあらう?
足下
(
おぬし
)
の
頭
(
あたま
)
には
鷄卵
(
たまご
)
に
黄蛋
(
きみ
)
が
充實
(
つま
)
ってゐるやうに、
鬪爭
(
けんくわ
)
が
充滿
(
いっぱい
)
ぢゃ、しかも
度々
(
たび/″\
)
打撲
(
どや
)
されたので、
少許
(
ちっと
)
腐爛氣味
(
くされぎみ
)
ぢゃわい。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
自分はトランクの上の臺所で晝御飯の仕度にかかつて、有合せの野菜や
鷄卵
(
たまご
)
や冷肉でお菜を作つた。お祭だと云ふ特別な心持で居ながら、やはり二人ぎりで箸を取る食事は寂しかつた。
巴里の独立祭
(旧字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
扨寶珠花屋八五郎は後藤の出行し
後
(
のち
)
早々
(
さう/\
)
下男の彌助にいひ
付
(
つけ
)
先
(
まづ
)
燒酎
(
せうちう
)
鷄卵
(
たまご
)
白木綿等
(
しろもめんとう
)
を
買調
(
かひとゝの
)
へ夫より
外科
(
げくわ
)
へ怪我人ある趣き申
遣
(
つかは
)
し招きけるに
醫師
(
いし
)
は幸ひ
在宿
(
ざいしゆく
)
なればとて彌助に
藥籠
(
やくろう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
知
(
しら
)
せけるにそ初瀬留は
打驚
(
うちおどろ
)
き
早速
(
さつそく
)
來
(
きた
)
りて吉之助に
逢
(
あ
)
ひ私し故に
御勘當
(
ごかんだう
)
の御身となられし由
嘸
(
さぞ
)
かし
憎
(
にく
)
き者と
思召
(
おぼしめさ
)
れんが此上は私し何事も
御見繼
(
おみつぎ
)
申さんにより
何處
(
いづく
)
へも行き給はず五八の方に居給へとて夫より
呉服屋
(
ごふくや
)
へ言ひ付吉之助が
衣類
(
いるゐ
)
其外
(
そのほか
)
何不自由
(
なにふじいう
)
なく
送
(
おく
)
りければ是ぞ誠に
鷄卵
(
たまご
)
に四
角
(
かく
)
の
眞實
(
しんじつ
)
と
仕送
(
しおく
)
らるゝ身は思ふなるべし或日五八は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
鷄
部首:⿃
21画
卵
常用漢字
小6
部首:⼙
7画
“鷄”で始まる語句
鷄
鷄肉
鷄冠
鷄屋
鷄頭
鷄婚