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下物
ふりがな文庫
“下物”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さかな
79.4%
げぶつ
5.9%
かぶつ
5.9%
おかず
2.9%
げもの
2.9%
サカナ
2.9%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さかな
(逆引き)
土地
(
とち
)
にて、いなだは
生魚
(
なまうを
)
にあらず、
鰤
(
ぶり
)
を
開
(
ひら
)
きたる
乾
(
ひ
)
ものなり。
夏中
(
なつぢう
)
の
好
(
いゝ
)
下物
(
さかな
)
、
盆
(
ぼん
)
の
贈答
(
ぞうたふ
)
に
用
(
もち
)
ふる
事
(
こと
)
、
東京
(
とうきやう
)
に
於
(
お
)
けるお
歳暮
(
せいぼ
)
の
鮭
(
さけ
)
の
如
(
ごと
)
し。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
下物(さかな)の例文をもっと
(27作品)
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げぶつ
(逆引き)
茶山は襦袢が薄くて
寒
(
さぶ
)
さに耐へぬと云つて、益に繕ふことを頼んだ。又部屋の庖厨の不行届を話したので、蘭軒夫妻は
下物
(
げぶつ
)
飯菜の幾種かを
貽
(
おく
)
つた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
下物(げぶつ)の例文をもっと
(2作品)
見る
かぶつ
(逆引き)
「この
肆
(
みせ
)
の
下物
(
かぶつ
)
、一は
漢書
(
かんしよ
)
、二は
双柑
(
さうかん
)
、三は
黄鳥
(
くわうてう
)
一
声
(
せい
)
」といふ洒落た文句で、よしんば
摘
(
つま
)
み
肴
(
さかな
)
一つ無かつたにしろ、酒はうまく飲ませたに相違ない。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
下物(かぶつ)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
おかず
(逆引き)
其の上御親切に姐さんが又度々気を
注
(
つ
)
けて
下物
(
おかず
)
を下さり、誠に有難う存じますお蔭で親子の者が助かります、貴方姐さんに宜しく仰しゃって下さいまし
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
下物(おかず)の例文をもっと
(1作品)
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げもの
(逆引き)
何かじゃねえや! 梅ばちは加賀家のご定紋だ。
縮緬
(
ちりめん
)
羽二重、絹地のほかにゃ手もかけたことのねえ上物染め屋と名を取った紅徳が、
下物
(
げもの
)
も下々の手ぬぐいを
右門捕物帖:28 お蘭しごきの秘密
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
下物(げもの)の例文をもっと
(1作品)
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サカナ
(逆引き)
酒の
下物
(
サカナ
)
はちよつとしたものがよい、西洋料理などは、うますぎて酒の味を奪ふ、そして腹にもたれる。
其中日記:02 (二)
(新字旧仮名)
/
種田山頭火
(著)
下物(サカナ)の例文をもっと
(1作品)
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“下物”の意味
《名詞》
下 物(かぶつ、げぶつ、したもの)
(かぶつ、げぶつ)酒の肴。つまみ。
(したもの)価格の安い品物。安物。
(出典:Wiktionary)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“下物”で始まる語句
下物打
下物拵
検索の候補
下物打
下物拵
嚥下物
好下物
撤下物
撤下物侍
下手物
下等動物
下等物
下氷新物
“下物”のふりがなが多い著者
幸田露伴
上司小剣
三遊亭円朝
徳田秋声
井上円了
佐々木味津三
薄田泣菫
種田山頭火
森鴎外
正岡子規