“下物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さかな79.4%
げぶつ5.9%
かぶつ5.9%
おかず2.9%
げもの2.9%
サカナ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土地(とち)にて、いなだは生魚(なまうを)にあらず、鰤(ぶり)を開(ひら)きたる乾(ひ)ものなり。夏中(なつぢう)の好(いゝ)下物(さかな)、盆(ぼん)の贈答(ぞうたふ)に用(もち)ふる事(こと)、東京(とうきやう)に於(お)けるお歳暮(せいぼ)の鮭(さけ)の如(ごと)し。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
茶山は襦袢が薄くて寒(さぶ)さに耐へぬと云つて、益に繕ふことを頼んだ。又部屋の庖厨の不行届を話したので、蘭軒夫妻は下物(げぶつ)飯菜の幾種かを貽(おく)つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「この肆(みせ)の下物(かぶつ)、一は漢書(かんしよ)、二は双柑(さうかん)、三は黄鳥(くわうてう)一声(せい)」といふ洒落た文句で、よしんば摘(つま)み肴(さかな)一つ無かつたにしろ、酒はうまく飲ませたに相違ない。
其の上御親切に姐さんが又度々気を注(つ)けて下物(おかず)を下さり、誠に有難う存じますお蔭で親子の者が助かります、貴方姐さんに宜しく仰しゃって下さいまし
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
何かじゃねえや! 梅ばちは加賀家のご定紋だ。縮緬(ちりめん)羽二重、絹地のほかにゃ手もかけたことのねえ上物染め屋と名を取った紅徳が、下物(げもの)も下々の手ぬぐいを
酒の下物(サカナ)はちよつとしたものがよい、西洋料理などは、うますぎて酒の味を奪ふ、そして腹にもたれる。
其中日記:02 (二) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)