“甘露”の読み方と例文
読み方割合
かんろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またこれより以上の、夢を追ふ馬鹿者が、口當りのいゝうそ滿喫まんきつし、毒をまるで甘露かんろかなんぞのやうにんだりした例はない、と。
「人間の涙は塩っ辛いが、勧進元の細工なら味があるわけはねえ、本当に仏像の涙なら甘露かんろの味がするかも解らないじゃないか」
からからになったのを甘露かんろ煮にするのだが、番茶でゆでこぼす人もあり、鍋の下にコブを敷く人もあり、こげつかないように竹の皮を敷く人もある。
江戸前の釣り (新字新仮名) / 三遊亭金馬(著)