“かんろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
甘露87.0%
管輅4.3%
寒炉4.3%
寒露4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「人間の涙は塩っ辛いが、勧進元の細工なら味があるわけはねえ、本当に仏像の涙なら甘露かんろの味がするかも解らないじゃないか」
「いや、管輅かんろは左に非ずで、早くから天下を周遊し、日に百冊の古書を読んで、日に千語の新言を吐くという人です」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
管輅かんろの郷土に、牛を飼っていた女がいました。ある折、牛を盗まれたので、管輅のところへ泣いてうらないを乞いにきたそうです。そこで管輅が一ぜいしていうには
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
暁井げうせい 残月をみ、寒炉かんろ 砕澌さいしく。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
年々寒露かんろの節に入る日を会日と定め、金二分とか、金半分とかの会費を持ち寄って、地方にいて書籍を購読するための書籍講というものを思い立つものもある。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)