管輅かんろ)” の例文
「いや、管輅かんろは左に非ずで、早くから天下を周遊し、日に百冊の古書を読んで、日に千語の新言を吐くという人です」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
管輅かんろの郷土に、牛を飼っていた女がいました。ある折、牛を盗まれたので、管輅のところへ泣いてうらないを乞いにきたそうです。そこで管輅が一ぜいしていうには
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「都を出るとき、管輅かんろうらないを観てもらったら、彼がいった。——このたびの戦場では、ひとりの大将を失うであろうと。故に、あえて入念に作戦しているわけだ」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)