“甘露煮”の読み方と例文
読み方割合
かんろに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから鮎の甘露煮かんろには先ず鮎を白焼にしておきまして酒と湯と等分にしたもので二時間以上弱い火にかけて湯煮ます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
校長さんは清三をかえりみて、「君はいりませんか、やすけりゃ少し買って甘露煮かんろににしておくといいがね」
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
彼は食事の半頃から焦れ/\して鮒の甘露煮かんろにの頭を捥いで異様に沼へ投げ入れてみたり、暑くもないのにワイシャツのボタンを外ずして掌で胸毛をやけに擦ってみたり
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)