“いろ/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
種々74.2%
色々21.7%
種〻1.7%
種種0.8%
色色0.8%
許多0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此方こちら焚火たきびどころでい。あせらしてすゝむのに、いや、土龍むぐろのやうだの、井戸掘ゐどほり手間てまだの、種々いろ/\批評ひひやうあたまからかぶせられる。
ヘイ、色々いろ/\介抱かいはういたしましたがきませぬ、此上このうへ如何いかゞいたしませう。殿「イヤ、まつた生体しやうたいなければさひはひぢやて、今度こんど解剖ふわけぢや。 ...
華族のお医者 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
何だか細かい線で描いてある横物で、打見たところはモヤ/\と煙つて居るやうなばかりだ。紅や緑や青や種〻いろ/\の彩色が使つてあるやうだが、図が何だとはサッパリ読めない。
観画談 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
近江さんに案内して頂いて自分達はイザル川を横ぎり森の中を雨に濡れながら歩いた。川は石灰いしばひとかした様に真白まつしろな流れがげきして居た。森には種種いろ/\が鮮かに黄ばんで居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
中には一つの髑髏どくろを中心として周囲に手足の骨で種種いろ/\の形に模様づけられたのもある。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
下宿の夫人は外にも色色いろ/\の事に注意を与へて下さるのであるが、良人をつとの英語が不充分なので遺憾に思ふ場合が多かつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
ミユンヘンは第一衛生上の設備がゆき届いて市街の清潔な事の著しい都である。下水工事の完備して居る点などについて近江さんから色色いろ/\と説明を聞いた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
糸に作るにも座を定めたい囲位かたむる事うむにおなじ。縷綸いとによるその道具その手術てわざその次第しだいじゆん、その名に呼物よぶもの許多いろ/\種々さま/″\あり、繁細はんさいの事をつまびらかにせんはくだ/\しければいはず。