種種いろ/\)” の例文
近江さんに案内して頂いて自分達はイザル川を横ぎり森の中を雨に濡れながら歩いた。川は石灰いしばひとかした様に真白まつしろな流れがげきして居た。森には種種いろ/\が鮮かに黄ばんで居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
中には一つの髑髏どくろを中心として周囲に手足の骨で種種いろ/\の形に模様づけられたのもある。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
又丸まげの型と同じ様な物を中に入れて結つた種種いろ/\な形もある。附髷つけまげをした時地毛ぢげの相当に残つた人は其れをうしろで二つに分けてまげふちを巻くのである。さうでない人はリボンなどでも巻く。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)