“附髷”の読み方と例文
読み方割合
つけまげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其れは別段驚くべき事でもないが、その床屋の店飾棚ヸトランことごとかつら附髷つけまげ、前髪の添毛そへげで満たされて居るのを見ると、それ等の需要の多い事がわかる。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
先日のいきさつから附髷つけまげを用いている事なぞは忘れてしまい、音がして頭から落ちたもののあるのに気がつかなかった。
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
五百石を上地じやうちし、別當は還俗げんぞくして神主になり、名も前田道臣みちおみと改め、髮の伸びるまでを附髷つけまげにして、細身の大小を差し、しきりに女を買つて歩きなぞした。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)