“添毛”の読み方と例文
読み方割合
そへげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其れは別段驚くべき事でもないが、その床屋の店飾棚ヸトランことごとかつら附髷つけまげ、前髪の添毛そへげで満たされて居るのを見ると、それ等の需要の多い事がわかる。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
添毛そへげをするのに一層勝手が好いからであるらしい。前に云ふのを忘れたが、髪結かみゆひの店には白髪まじりの附髷つけまげかつらまつたく白いのなどもおびたゞしくあるのである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
つまり前だけのかつらを附ける。さう云ふ場合には地毛ぢげは短く縮らせて添毛そへげの下から出してあるのもあるが、真中まんなかへ其れを置いて両びん地毛ぢげで上へ上げて居るのが多い様である。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)