“つけまげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
附髷60.0%
仮辮子20.0%
仮髷20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先日のいきさつから附髷つけまげを用いている事なぞは忘れてしまい、音がして頭から落ちたもののあるのに気がつかなかった。
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
わたしは上海シャンハイくや否や、一本の仮辮子つけまげを買取り——その時二円の市価であった——うちへ帰るまで付けて歩いた。
頭髪の故事 (新字新仮名) / 魯迅(著)
それが何となく、四人対舞の中世の貴婦人が、輪骨のはいつた広い裳すそをちよいとつまみ上げ、高い仮髷つけまげの首をかるくかしげて、対角線どうし会釈をしてゐる恰好を思はせる。
灰色の眼の女 (新字旧仮名) / 神西清(著)