種〻いろ/\)” の例文
それやこれやを種〻いろ/\と案じた末に浮んだは一年か半年ほど清吉に此地こち退かすること、人の噂も遠のいて我夫の機嫌も治つたら取成し様は幾干も有り
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
何だか細かい線で描いてある横物で、打見たところはモヤ/\と煙つて居るやうなばかりだ。紅や緑や青や種〻いろ/\の彩色が使つてあるやうだが、図が何だとはサッパリ読めない。
観画談 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)