“くさぐさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
種々83.8%
草々10.8%
種種2.7%
雑2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
席上の各々方(おのおのがた)、今や予が物語すべき順番の来りしまでに、諸君が語(かたり)給いし種々(くさぐさ)の怪談は、いずれも驚魂奪魄(きょうこんだっぱく)の価値(あたい)なきにあらず。
黒壁 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
だが草々(くさぐさ)の身仕度はこれでしまいなのではない。最後に珍らしい二つのものを身につける。一つはあの浦島太郎がつけているような総々(ふさふさ)とした腰蓑(こしみの)(まえあて)である。
陸中雑記 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
ここに太后、神歸(よ)せして、言教へ覺(さと)し詔りたまひつらくは、「西の方に國あり。金(くがね)銀(しろがね)をはじめて、目耀(まかがや)く種種(くさぐさ)の珍寶(うづたから)その國に多(さは)なるを、吾(あれ)今その國を歸(よ)せたまはむ」
上枝(ほつえ)に八尺の勾璁の五百津の御統の玉を取り著(つ)け、中つ枝に八尺(やた)の鏡を取り繋(か)け、下枝(しづえ)に白和幣(しろにぎて)青和幣(あをにぎて)を取り垂(し)でて一五、この種種(くさぐさ)の物は、布刀玉の命太御幣(ふとみてぐら)と取り持ちて
これは巻七の雑(くさぐさ)の挽歌のなかに出てくる作者不詳のものであります。
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)