“手術”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅじゅつ25.0%
しゆじゆつ25.0%
てわざ18.8%
てだて18.8%
しじつ6.3%
しりつ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女かのじょが、手術しゅじゅつけることを覚悟かくごしたとったときに、彼女かのじょあんじた周囲しゅういひとたちは、それは、よく決心けっしんしたといって、よろこんだのでした。
世の中のこと (新字新仮名) / 小川未明(著)
いよい明日あす手術しゆじゆつといふは、みんな寝静ねしづまつてから、しく/\のやうにいてるのを、手水てうづきたむすめつけてあまりの不便ふびんさにいててやつた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
手術てわざが持ち前で好き上手じょうずであるので、道楽半分、数奇すき半分、慾得よくとくずくでなく、何か自分のこしらえたものをその時々の時候に応じ、場所にめて
初期の肺病患者には漢方でも相当の手術てだての出来るものですから薬を施すけれども、痼疾こしつとなってとても癒らぬ奴には薬をやらん。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
まだ誕生やそこらのこおを、手術しじつじゃとやら何とやらいうて、生きためえをつつき回すんじゃそうなが、そんなことしてえいことかなあ。
大根の葉 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
「維康さんも蝶子のために、苦労して来やはった。維康さんの手術しりつ味善あんじょういってくれたら、わては蝶子の顔見んと死んでも満足や」
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)