“味善”の読み方と例文
読み方割合
あんじょ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「維康さんも蝶子のために、苦労して来やはった。維康さんの手術しりつ味善あんじょういってくれたら、わては蝶子の顔見んと死んでも満足や」
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
うちが味善あんじょうするよってっといて、と、妙子は云って、今度の費用は、奥畑方で病臥びょうが中の分も、入院してから以後の分も、当然自分が支払うべきものだけれども
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
時々現像してやってるけど——そうそう、お君ちゃん、あんたの今の写真、なんやったら僕が味善あんじょう引伸したげよか、それ大分剥げてるから……
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)