“味淋”の読み方と例文
読み方割合
みりん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
序でに酒屋へ行って酒を二升、味淋みりんを一升ばかり、それから帰りに半紙を十じょうばかりに、煙草を二玉に、草鞋わらじの良いのを取って参れ
小山の奥さん、梅干を煮ますのは最初三度ほどもよく湯煮漏ゆでこぼしてそれから味淋みりんとお砂糖と鰹節かつおぶしを沢山入れて三時間位よく煮詰めるのです。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
皿の中の汁以外に、ワリシタを入れた器があり、それに秘伝もののワリシタが入っているのだが、その蓋を除ると、プーンと強い味淋みりんの匂いがしたのを、これも判然覚えている。
牛鍋からすき焼へ (新字新仮名) / 古川緑波(著)