“味醂”の読み方と例文
読み方割合
みりん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
味醂みりん屋へまた二十円貸せちうて来たんやないか……味醂屋にはこの春家出する時三十円借りがあるんやで。うそんな厚かましいことが言はれたもんやな。」
鱧の皮 (新字旧仮名) / 上司小剣(著)
ナンバンショノカス 越後では我々のいう味醂みりん粕のことをそう呼んでいる(出雲崎)。ナンバンショはすなわち南蛮酒で、この酒製法の輸入の際にできた名である。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
新「あゝ海苔で、吸物は何か一寸見計みはからって、あとは握鮓がいゝ、おい/\、お酒は、お前いけないねえ、しかし極りが悪いから、沢山は飲みませんが、五勺ごしゃくばかり味醂みりんでも何でも」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)