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味善
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あんじょ
ふりがな文庫
“
味善
(
あんじょ
)” の例文
「維康さんも蝶子のために、苦労して来やはった。維康さんの
手術
(
しりつ
)
が
味善
(
あんじょ
)
ういってくれたら、わては蝶子の顔見んと死んでも満足や」
わが町
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
うちが
味善
(
あんじょ
)
うするよって
放
(
ほ
)
っといて、と、妙子は云って、今度の費用は、奥畑方で
病臥
(
びょうが
)
中の分も、入院してから以後の分も、当然自分が支払うべきものだけれども
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
時々現像してやってるけど——そうそう、お君ちゃん、あんたの今の写真、なんやったら僕が
味善
(
あんじょ
)
う引伸したげよか、それ大分剥げてるから……
わが町
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
「そやよってに、いずれゆっくり出直して来させますけど、今度は一遍連れて帰ります云うて、あたしから
味善
(
あんじょ
)
う云うて欲しい、それ
引請
(
ひきう
)
けてくれたら行く、云うてますねん」
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「いや、そうやないて。———今度のんはあんまり急なこと云われたのんが気に入らんのんで、お腹の中は満更いややないらしいねん。
味善
(
あんじょ
)
う云うたら承知するやろと、あたしは見てる」
細雪:01 上巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
▼ もっと見る
「そうかて、あの人、
味善
(
あんじょ
)
う云わなんだら承知しやはらへんねん」
細雪:01 上巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
三人の仲のよいことは親類じゅうに知れわたっておりましたから
角
(
かど
)
のたつようなことはできませぬのでそうこうするうちにまた両方から近づいてしまいましてけっきょくお静のはからったことが
味善
(
あんじょ
)
う行ったのでござりました。
蘆刈
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
味
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
善
常用漢字
小6
部首:⼝
12画
“味”で始まる語句
味
味噌
味噌汁
味方
味気
味噌漉
味淋
味噌摺
味噌漬
味醂