“しじつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
摯実66.7%
至日13.3%
史実6.7%
史實6.7%
手術6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでもう少し浮華ふかを去って摯実しじつにつかなければ、自分の腹の中はいつまでったって安心はできないという事に気がつき出したのです。
私の個人主義 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
梔子の実の赤く熟して裂け破れんとする時はその年の冬も至日しじつに近い時節になるのである。
十日の菊 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「ええ、拙者はまずクイ先生の説を反駁はんばくします。先生の御説は、たいへん面白いのでありますが、ざんねんなことに、史実しじつを無視していられる」
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
をくたい主義しゆぎ慣習くわんしふもつと雄辯ゆうべん説明せつめいするものゝ一はすなは歴代れきだい遷都せんと史實しじつである。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
まだ誕生やそこらのこおを、手術しじつじゃとやら何とやらいうて、生きためえをつつき回すんじゃそうなが、そんなことしてえいことかなあ。
大根の葉 (新字新仮名) / 壺井栄(著)