“てわざ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:テワザ
語句割合
手業67.9%
手術10.7%
手技7.1%
才伎7.1%
工巧3.6%
手作3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紙をすくのは娘やよめ手業てわざになっているらしく、庭先に働いている人たちはほとんどみな手拭てぬぐいをねえさんかぶりにしていた。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
糸に作るにも座を定めたい囲位かたむる事うむにおなじ。縷綸いとによるその道具その手術てわざその次第しだいじゆん、その名に呼物よぶもの許多いろ/\種々さま/″\あり、繁細はんさいの事をつまびらかにせんはくだ/\しければいはず。
供養のために、初路さんの手技てわざたたえようと、それで、「糸塚」という記念の碑を。」
縷紅新草 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
姫の心はこだまの如くさとくなつて居た。此才伎てわざ経緯ゆくたてはすぐ呑み込まれた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
一切の工巧てわざや百般の物を護る諸竜の名を挙げおり、『大灌頂神呪経だいかんじょうしんじゅきょう』に三十五、『大雲請雨経』に百八十六の竜王をならべ、『大方等大雲経』には三万八千の竜王仏説法を聴くとあり
そも/\うみはじむるよりおりをはるまでの手作てわざすべて雪中にあり、上ひんに用ふる処の毛よりもほそき糸を綴兆しゞめたり舒疾のべたりしてあつかふ事、雪中にこも天然てんねん湿気しめりけざればがたし。