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種種
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いろいろ
ふりがな文庫
“
種種
(
いろいろ
)” の例文
隣の者が驚いてその家へ往って見ると、
竈
(
かまど
)
の中で
種種
(
いろいろ
)
の
書類
(
かきつけ
)
や道具でも焼いたのか、その中に箱の燃えさしや紙の燃えさしが散らばっていた。
水面に浮んだ女
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
種種
(
いろいろ
)
の学理と種種の実験とから調べましたなら男女の区別の標準を生殖の点ばかりに取るのは間違かも知れません。
産屋物語
(新字新仮名)
/
与謝野晶子
(著)
若又
(
もしまた
)
あなたが私の
許
(
もと
)
にお
出
(
い
)
で下さるならば、私の所持して居る
種種
(
いろいろ
)
の参考書類に
由
(
よつ
)
て私共の勢力
如何
(
いかん
)
、私共の組織
如何
(
いかん
)
を
御
(
ご
)
覧に成る事が出来ると存じます。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
田舎から出てきたらしいんだが、やはり
種種
(
いろいろ
)
仕事を捜したが無いんで此処へやってきたらしいんですよ。
幻影の都市
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
女から見れば、男は
種種
(
いろいろ
)
の事に
関係
(
たずさわ
)
りながらその
忙
(
せわ
)
しい中で断えず醜業婦などに手を出す。世の中の男で女に関係せずに終るという人は殆どありますまい。
産屋物語
(新字新仮名)
/
与謝野晶子
(著)
▼ もっと見る
私
(
わたくし
)
は
種種
(
いろいろ
)
の新聞雑誌であなたに関した記事を非常な興味を
以
(
もつ
)
て読みました。其れから私は
仏蘭西
(
フランス
)
の婦人に
向
(
むか
)
つてあなたが甚だ厳格であつた事を苦痛を
以
(
もつ
)
て考察しました。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
その窓の下にも真紅な天鵞絨を張った
寝椅子
(
ねいす
)
をはじめ
種種
(
いろいろ
)
の椅子が
姝
(
きれい
)
に置いてあった。
港の妖婦
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
私は
其
(
その
)
優雅な島、菊及び
蓮
(
はちす
)
の国に関し、
種種
(
いろいろ
)
の
書冊
(
しよさつ
)
の中にある美しい記載に
由
(
よ
)
つて読みました。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
其れで筆を執らうなどとは考へないけれど、じつと
斯
(
か
)
うして寝て居ると
種種
(
いろいろ
)
の感想が浮ぶ。坐禅でもして居る気で其を鎮めようとしても
却
(
かへつ
)
て苦痛であるから、唯妄念の湧くに任せて置く。
産褥の記
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
造花屋と云う怪しい看板をかけて店の
小棚
(
こだな
)
に
種種
(
いろいろ
)
の造花を並べていた。
水魔
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
固
(
もと
)
より姑根性には
種種
(
いろいろ
)
あって某工学士の母の実際はどうであるか知らないが、最も極端な例に引かれる残忍な姑さえ決して世間に珍しくはないのであるから、それ以外の、あるいは悪性
姑と嫁について
(新字新仮名)
/
与謝野晶子
(著)
荒行をはじめた始めの一週間には
種種
(
いろいろ
)
な不思議なことがあった。
神仙河野久
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
種
常用漢字
小4
部首:⽲
14画
種
常用漢字
小4
部首:⽲
14画
“種”で始まる語句
種々
種
種子
種類
種痘
種彦
種子島
種族
種板
種蒔