“小棚”の読み方と例文
読み方割合
こだな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君子くんし庖廚はうちうことになんぞ、くわんしないでたが、段々だん/\ちやり、座敷ざしきおよんで、たな小棚こだなきまはし、抽斗ひきだしをがたつかせる。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
金博士の視線は、さっきから、飾窓の小棚こだなにのせられてある洋酒の群像にくぎづけになっている。
朝のうちに、竪形たてがたピアノを運ばせておいた。自分の最も大事な最も好きな書物を数冊選んで、枕頭ちんとう小棚こだなにのせておいた。どんな些細ささいなものも、愛情をこめて考えなかったものはない。