北京日記抄ぺきんにっきしょう
今日も亦中野江漢君につれられ、午頃より雍和宮一見に出かける。喇嘛寺などに興味も何もなけれど、否、寧ろ喇嘛寺などは大嫌いなれど、北京名物の一つと言えば、紀行を書かされる必要上、義理にも一見せざる可らず。我ながら御苦労千万なり。 薄汚い人力車に …
作品に特徴的な語句
ハオ ことごとく そもそも ひつ いわく 梆子ぼうし 苦力クウリイ いささか しか 郭公ほととぎす 蛇矛だぼう ゆびさ おもむろ たちまち しきり 老爺おやじ 窑台ようだい 繍幔しゅうまん 緞帳どんちょう 紙錫ししゃく かんざし 萋々せいせい 秦腔しんこう 石碣せきけつ いか ますます 疎髯そぜん いささ 烱々けいけい 葭簾よしず しとみ 蕭散しょうさん 藍面らんめん 蘆荻ろてき 蝙蝠こうもり 西蔵チベット 辮髪べんぱつ たつ 黄瓦こうが 所以ゆえん また 京調けいちょう 仄聞そくぶん 卍字まんじ かえ 合歓ねむ 吉祥きっしょう くわ もっと 御碑ぎょひ あき いよいよ うら 畳山じょうざん さて 昆曲こんきょく あんず にれ えんじゅ 槐柳かいりゅう よこた 次手ついで きょ 両帙りょうちつ あお 燦爛さんらん 生憎あいにく