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酡
ふりがな文庫
“酡”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あか
33.3%
いき
33.3%
だ
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あか
(逆引き)
二十五六の痩せてはいるが骨格のがっしりした、眉の濃い浅黒い顔が酒を飲んでいるために
酡
(
あか
)
く沈んでいるのを
閃
(
ちら
)
と見たが、気もちの悪いものでも見たと云うようにしてすぐ眼をそらした。
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
酡(あか)の例文をもっと
(1作品)
見る
いき
(逆引き)
人の氣の盛んに騰るを「いきる」といひ、物の氣の騰るをも
酡
(
いき
)
るといふ。
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
酡(いき)の例文をもっと
(1作品)
見る
だ
(逆引き)
この人ごみの後を通り、二階桟敷に上らんとすれば、酔顔
酡
(
だ
)
たる老人あり。鼈甲の
簪
(
かんざし
)
に辮髪を巻き、芭蕉扇を手にして徘徊するを見る。波多野君、僕に耳語して曰、「あの
老爺
(
おやじ
)
が
樊半山
(
はんはんざん
)
ですよ。」
北京日記抄
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
酡(だ)の例文をもっと
(1作品)
見る
酡
部首:⾣
12画
“酡”を含む語句
珍酡
酡顔
長酡
長酡亭
“酡”のふりがなが多い著者
幸田露伴
田中貢太郎
芥川竜之介