“はうし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
放恣18.2%
放肆18.2%
方士9.1%
芳志9.1%
報施9.1%
法師9.1%
褒詞9.1%
鮑子9.1%
鮑氏9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
し明治元年より今日に至るまで日本の思想史を分ちて上中下の三となさば其上代は即ち極めて大胆なる、極めて放恣はうしなる、而して極めて活溌なる現象を有する時代にして
明治文学史 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
かゝる折に逢ひて、我心を鎭めんとするに、最も不恰好なるは、けだし今宵の一曲なりしならん。世に知れわたりたる如く、樂劇の本讀といふは、極めて放肆はうしなる空想の産物なり。
まが方士はうしひげである藻草もぐさした、深淵の底に眠つてゐられる、忘却ばうきやくの花は、その眼のくぼつらぬいて咲いてゐる。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
罌粟色けしいろ薔薇ばらの花、藥局やくきよくの花、あやしい媚藥びやくを呑んだ時の夢心地、にせ方士はうしかぶ頭巾づきんのやうな薄紅うすあかい花、罌粟色けしいろ薔薇ばらの花、馬鹿者どもの手がおまへの下衣したぎひださはつてふるへることもある
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
もつて又々穀平方へいたり御芳志はうしの段かたじけなしさりながら斯る大金を申うけべきわけさらに無しとて種々いろ/\ことわりけるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見て扨々さて/\まことに以て御芳志はうしの段有難き仕合なり然れども此度の災難さいなんかく成行なりゆく宿世しゆくせ業因ごふいんなれば誰をうらみ彼を恨みんとは存じ申さず煙草たばこ入を落せしことが我があやまりなりかゝる大金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
てんの・善人ぜんにん報施はうしする、如何いかん(四九)盜跖たうせき(五〇)不辜ふこころし、(五一)ひとにくかんにし、(五二)暴戻恣睢ばうれいしきたうあつむることすうにん天下てんか横行わうかうせしが、つひじゆもつをはれり。
法師はうしのはしと心得こゝろゑたるよりは、そゞろになまぐさおぼゆるぞかし、龍華寺りうげじ大和尚だいおしよう身代しんだいともふとりたるはらなり如何いかにも美事みごとに、いろつやのきこと如何いかなる言葉ことばまゐらせたらばよかるべき
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
其方儀貞實ていじつ信義しんぎ烈女れつぢよ民間みんかんにはまれなる者なり汝が貞心ていしん天もかんずる所にしてかくをつとが無實の罪明白に成事感賞かんしやうたへたりとて厚く御褒詞はうし有之
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
われもの父母ふぼわれもの鮑子はうしなり
すでにして大夫たいふ鮑氏はうしかうこくぞくこれみ、景公けいこうしんす。景公けいこう穰苴じやうしよ退しりぞく。しよやまひはつしてす。田乞でんきつ田豹でんへうこれつてかうこくうらむ。