“窩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あな46.2%
くぼ38.5%
あなぐら7.7%
7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
病人はそのあなぼこを探り当てると、それを利用して石塀に這い登り、向こう側に生えている楡の枝につかまって、幹をつたわって静かに地上に降りた。
まが方士はうしひげである藻草もぐさした、深淵の底に眠つてゐられる、忘却ばうきやくの花は、その眼のくぼつらぬいて咲いてゐる。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
往来の物音とこの沢山のあなぐらのような部屋部屋に満ちた白衣の病人の生活する音とが自分をつつんだ。
また三二二巻に、広西の竜馬旧伝に、烟霧中怪しき物ありて、馬をい走る事飛ぶがごとし、後駒を生むに善く走ると。