“惺窩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいか50.0%
せいくわ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何が恩赦だ、何が大神君を拝するのだ、家康には、永徳や、山楽は柄にない、家康という男は、惺窩せいかや、羅山を相手にしていればいい男なのだ。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
学を藤原惺窩せいかの門に受け、和歌、点茶、有職故実ゆうそくこじつの類いも、充分父の衣鉢いはつを継ぎ得ていたのである。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
も一つ又八景については、徳川期最初の大儒の惺窩せいくわ先生がその市原山莊に八景を擇んで人々の詩歌を得たことがある。
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
久しく禅僧に因りてたれたる釈氏虚無の道は藤原惺窩せいくわ、林羅山らざんの唱道せる宋儒理気の学に因りて圧倒せられ、王陽明の唯心論は近江聖人中江藤樹とうじゆに因りてとなへられ
頼襄を論ず (新字旧仮名) / 山路愛山(著)