“有職故実”の読み方と例文
読み方割合
ゆうそくこじつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
和学講談所(主として有職故実ゆうそくこじつを調査する所)のはなわ次郎という学者はひそかに安藤対馬の命を奉じて北条ほうじょう氏廃帝の旧例を調査しているが
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
以上述べたような項目の外に著しく多数に散在しているのは有職故実ゆうそくこじつその他あらゆる知識に関するノートと云ったものである。
徒然草の鑑賞 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
高家筆頭こうけひっとうとして、公卿堂上の取次ぎ、神仏の代参、天奏衆上下の古礼、その他有職故実ゆうそくこじつに通じている吉良だった。
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)