“有心故造”の読み方と例文
読み方割合
ゆうしんこぞう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けだし社会一般の習俗に制せられて、醜を醜とするのめいを失うたるものにして、あるいはこれを評し有心故造ゆうしんこぞうの罪にあらず、無心に悪を犯すの愚というも可ならん。
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
れまで御話し申した通り、私の言行は有心故造ゆうしんこぞうわざと敵を求めるけではもとよりないが、鎖国風の日本に居て一際ひときわ目立つように開国文明論を主張すれば、自然に敵の出来るのも仕方がない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)