“衣鉢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いはつ92.9%
えはち3.6%
えはつ3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
芭蕉の衣鉢いはつは詩的には丈艸などにも伝はつてゐる。それから、——この世紀の詩人たちにも或は伝はつてゐるかも知れない。
続芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そこには法海禅師が背に衣鉢えはちを負い手に禅杖を提げて立っていた。許宣はその傍へ飛んで往った。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
エネルギー不滅論の祖とせらるるロベルト・マイアーは最もよくルクレチウスの衣鉢えはつを伝えた後裔であった。
ルクレチウスと科学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)