惺窩せいか)” の例文
何が恩赦だ、何が大神君を拝するのだ、家康には、永徳や、山楽は柄にない、家康という男は、惺窩せいかや、羅山を相手にしていればいい男なのだ。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
学を藤原惺窩せいかの門に受け、和歌、点茶、有職故実ゆうそくこじつの類いも、充分父の衣鉢いはつを継ぎ得ていたのである。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)