“窩棚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かほう50.0%
ウオバン50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんでも黒溝台こっこうだいの戦争の済んだ跡で、奉天攻撃はまだ始まらなかった頃だったそうだ。なんとか窩棚かほうと云う村に、小川君は宿舎を割り当てられていたのだ。
鼠坂 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「あの、窩棚ウオバンの向うの兵営のそのさきに、英吉利人のヘアネット工場ある、私の妹、そこの女工、毎日、ふけとゴミばかり吸う」
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)