“貞心”の読み方と例文
読み方割合
ていしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其方儀貞實(ていじつ)信義(しんぎ)の烈女(れつぢよ)民間(みんかん)には稀(まれ)なる者なり汝が貞心(ていしん)天も感(かん)ずる所にして斯(かく)夫(をつと)が無實の罪明白に成事感賞(かんしやう)に勝(たへ)たりとて厚く御褒詞(はうし)有之
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
なれどもお隅は貞心(ていしん)な者でございますから、能(い)いように切り脱(ぬ)けては客と一つ寝をする様なことは致しません、素(もと)より器量は好(よ)し、様子は好し、其の上世辞がありまするので、大して客がござります。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
何(なん)と御覽(ごらん)じて何(なん)とお恨(うら)みなさるべきにや過(す)ぎし雪(ゆき)の夜(よ)の邂逅(かいごう)に二(ふた)つなき貞心(ていしん)嬉(うれ)しきぞとてホロリとし給(たま)ひし涙(なみだ)の顏(かほ)今(いま)も眼(め)の前(さき)に存(のこ)るやうなりさりながら思(おも)ふ心(こゝろ)は幽冥(ゆうめい)の境(さかひ)にまでは通(つう)ずまじきにや無情(つれな)く悲(かな)しく引止(ひきと)められし命(いのち)を
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)